バル資本主義）のルールに飲み込まれ、肝心の「道徳」の部分が揺らいでしまった。
限られた富を越境して収奪し合うこの欧米型の経済思想は、根本的に日本人の考え方とは相入れないものです。しかし現在、そのグローバル資本主義が根本から揺らいでいます。
未知のウィルスが驚異的なスピードで世界的に蔓延したのも、ウクライナとロシアで起こっている人道的危機も、グローバリズムがそもそも内包している矛盾、その発露であることは明らかです。
世界中の経済学者が指摘しているように、今後、このグローバル資本主義はピークアウトし、世界中が、新しい経済システムに基づいた国際秩序の在り方を模索するでしょう。

市場や富を奪い合うのではなく、奉仕の精神をもって「与える」ことから始める

時代が、そして世界が「日本型」の道徳と経済を結び付ける「商倫理」を求めている。私はそう確信しています。
「与えたら与えられるもので、決してその逆、奪うことから始めてはならない」
かの日産コンツェルンの創始者、鮎川義介先生の言葉です。
私たちはもう一度、ここに立ち返る必要があります。
大福不動産は、お客様が「喜ぶ」こととはなにか。そしてそのさらに先、「感動していただく」ためにはどうしたらよいか。営利より何より先にそれを考え続けます。
「投資」という資本主義そのものとも言えるフィールドで、「愛」から始まる会社を創造する。経済合理性のみに偏った社会に、もう一度「道徳」を取り戻す。大福不動産を通して、私はそれを社会に表現したい。そう考えています。